3/01/2012

#15 映画『ディセント/The Descent(原題)』

未開の洞窟に閉じ込められたガールズ6人組が謎の生物と戦うソリッドシチュエーションスリラー。シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード他。監督ニール・マーシャル。2005年イギリス

交通事故で最愛の夫と一人娘を失い傷心中のサラ(シャウナ・マクドナルド)。そんな彼女を元気付けようと5人の仲間が冒険旅行に誘う。行先はリーダー的存在のジュノ(ナタリー・メンドーサ)が企画したアパラチア山脈の国立公園内の洞窟探検。最初は順調で壮大な洞窟内部にテンションも上がる6人。と、サラが穴に挟まるハプニング発生。ただでさえ精神不安定なサラはこの事態に錯乱するも皆が励まし何とか脱出に成功。女の友情ってスバラシイ!っと今度は崩落が起きて出口が封鎖しちまった。なぁに、別の出口から出ればいいわよ。とマップを探すもジュノが洞窟のガイドブックを持ってきてない事が判明。ファック!ファック! せっかく深まった友情に亀裂が入り、とどめの一撃!「この洞窟、ガイドブックに載ってない所なのよ…」とジュノ姉さんがまさかの爆弾発言。もはやさっきまでの友情話はもろく崩れ、ギクシャクしたまま未知の洞窟を進むことなる6人を待ち構えていたモノとは!?



前半はスリリングなシチュエーションパニック、後半は血シブキ満載のソリッドホラー。こんな感じでしょうか。前半と後半で別映画観てるみたいで面白かったです。ほとんどが洞窟内のシーンなのでお察しの通り低予算映画なのですがストーリーもテンポよく進むのでマンネリ感もなく、さすが某映画雑誌で2005年の最優秀ホラー映画に輝いただけのことはあります。笑 6人のパーティーが全員女っていう所もイイですね。ストーリーが進むと人間関係がこじれてくるんだけど、女性ならではの心理描写をストーリーに絶妙に盛り込んでます。でもラストのオチは「?」でした。

映画ディセントの画像