ハロウィンの夜にシリアルキラーがヘヴィメタにのって大暴れ!1978年ジョン・カーペンター「ハロウィン」のリメイク。マルコム・マクダウェル、タイラー・メイン、ブラッド・ドゥーリフ他。監督ロブ・ゾンビ。2007年アメリカ
10歳のマイケル・マイヤーズ少年は学校で友達はおらず家族の中でも孤立、唯一かわいがっていたのはまだ幼い妹だけだった。そしてハロウィンの夜、不気味なマスクを被り突然少年シリアルキラーとなったマイケルは妹を残し母親の彼氏、ビッチな姉とそのボーイフレンドを皆殺し。ショックを受けた母親は当然マイケルを精神病院送りにする。母親と精神科医のルーミス医師(マルコム・マクダウェル)は懸命に更生を試みるもキラー街道まっしぐらのマイケルは今度はナースをフォークで惨殺!耐えきれない母親は自殺してしまう。…そして収容から17年後のハロウィン、鬼ガタイになったマイケル青年(タイラー・メイン)は病院を脱走。再びマスクを被りシャバに残した妹を求めて故郷へ向かう。
ご存知「時計じかけのオレンジ」でクレイジーなアレックスを演じたマルコム・マクダウェルが精神科医ルーミスを、ルーミスと共にマイケルを追うブラケット保安官役にホラー・サスペンス映画の名バイプレイヤー、ブラッド・ドゥーリフが熱演。何といってもキャスティングが素晴らしいです。そしてマイケル少年を演じた子役がMVP級の活躍っぷり、ハマりっぷりでした。巨体揺るがし殺戮ショーを披露する後半のマイケル青年もいいけど、マイケル少年が前半で見せるあのキラーっぷりはマジ怖。劇中に流れるヘヴィメタサウンドが残虐シーンとナイスシンクロ。さすがはミュージシャンでもあるロブ・ゾンビって感じっす!