6/14/2012

#68 映画『クライモリ デッド・ビギニング/Wrong Turn 4: Bloody Beginnings(原題)』

ウェストバージニアの森深くにある診療所に巣くう奇形カニバリズリストたちがトラップ仕掛けて獲物をモグモグ「あー美味しい」なスプラッター。「クライモリ」シリーズ第4弾。ジェニー・パダヴィック、ケイトリン・ウォン、テラ・ヴァネッサ他。監督デクラン・オブライエン。2011年アメリカ

映画クライモリ デッド・ビギニングの画像


1974年。ウェストバージニア州の森の奥にある療養所には主に精神異常者が収容されていた。その中でもカニバリスト一族の3人は最悪最狂な患者だ。
で、この中の一人がなかなかIQが高くてくすねたピンを使ってカギを開け難なく脱出に成功。人里離れた病棟なもんで院内で異変があっても外部に知れることなく、彼らは手当たり次第に医師たちを惨殺。いとも簡単に診療所を制圧。グヘヘ。

ここから30年後…。
森へ遊びにきたヤングな男女たちが道に迷って吹雪にも遭って遭難。と、偶然見つけた廃墟へエスケープ。
フー助かったと安堵のみなさんだったが、そこはカニバリストさんたちの住処だったワケで次々にウガーと襲われる。


ー感想ー

奇形カニバリズムシリーズも4作目ですが、ネタがなくなりシリーズ化に困ったら過去を描いちゃえ!なビギニングです。
前作ですでにゴアシーンのチープさが露呈されてましたが、今作も結構酷い。ラストの首チョンパなんて逆に笑えます。笑
それでも皮膚を切って食べる”人間オイルフォンデュ”シーンや冒頭の両手足縛って引き裂くシーンはなかなか痛そうでござんした。さて、この引き裂きですが古来より「引裂刑、四つ裂き刑」といって罪人の両手足を縛った各ロープを馬や牛に繋ぎ引っぱるというものでした。これは想像しただけでなかなか痛い。

話が脱線しましたが、多少のイタタタシーンはありますが全体的にはスケールダウン感が否めません。 CGのチープさはもちろんストーリーもちょっとツッコみたくなります。
それから主人公のオネーチャンがありえないくらいにおバカさんなおかげでみすみすサバイブできる機会を失っちゃったり…。このオネーチャンのせいで何人が犠牲になったことか。観てる側はフラストレーション溜まりまくりです。
結果。ストレスフリーな方、シリーズは制覇しないと気が済まない方、時間に余裕のある方はどうぞ。