不死身のシリアルキラー、マイケルが再びカムバック!前作「ハロウィン」の続編。スカウト・テイラー=コンプトン、マルコム・マクダウェル、タイラー・メイン他。監督ロブ・ゾンビ。2009年アメリカ
ハロウィンの夜、少年が自分の家族を皆殺しにするというナイトメアな事件が起こる。その事件の生き残りで当時赤ん坊だった少年の妹ローリーはストロード家に引き取られる。そして17年後、精神病院を脱走しJKとなったローリー(スカウト・テイラー=コンプトン)の元に現われた殺人鬼マイケル・マイヤーズ(タイラー・メイン)。次々と残忍な殺戮ショーを繰り返した末、ローリーが放った凶弾に倒れた…。ここまでが前作のお話でここから今作→ところがマイケルの遺体を運んでいた車が移送途中に事故り、現場からはマイケルの遺体が行方不明でさぁタイヘン。同じ頃、マイケル事件によって一躍人気者となり金の亡者となっていたルーミス医師(マルコム・マクダウェル)は新作本を発表する。事件のトラウマから情緒不安定になっていたローリーはこの本により自分がシリアルキラーの妹だと知って大ショック!やけになったローリーは家を飛び出すもマイケルが再び現れコンニチワ。
マイケルの問答無用、破壊的な殺しっぷりが相変わらずのテンコ盛り。でかいナイフでめった刺しの少々ワンパターンな手口だが、淡々とブッ殺スもんだから残虐さがより際立ってます。前作にはなかったマイケルの深層心理を表したシーンも多く、それが幻想的でとってもキレイなんだけどなんかホラーっぽくない。監督は「マイケルだって人間なんだ!」って部分を描いたと思うんだけどマイケルには何を考えてるか分からないサイコ野郎のまま突っ走って欲しかった…。トラウマを抱え序々に精神崩壊していくローリー役のスカウト・テイラー=コンプトンはさすがホラー界の"絶叫クイーン"と呼ばれるだけの演技を見せてくれます。でもでもルーミス医師の変貌っぷりはどうした?