売れない歌手のアンチャンが迷い込んだ狂気の村で綴られる歪んだラブストーリー(苦笑)。ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン他。監督ファブリス・ドゥ・ヴェルツ。2004年フランス
ハンサムで誰からも好かれる歌手のマルク(ローラン・リュカ)はベルギーの老人ホームでのクリスマス・ギグを終え愛車で、次の目的地フランスへ向かおうとしていた。そう、マルクは売れないミュージシャン、町から町へ自ら運転して生活しているのだ。で、その道中に車が故障して森の中を彷徨っているとペンションを見つけ泊まらせてもらう。このペンションの主は元コメディアンで名をバルテル(ジャッキー・ベロワイエ)というそうだ。彼はマルクに「決して他の村人に姿を見せるな」と意味深な事を告げるも翌朝マルクは警告を無視して村へ散策に出かけてしまう。フラフラと古びた納屋を覗いてみるとナント村人たちが家畜とF◯CKの真っ最中!オエッ。 クレイジーな光景に度肝も抜かれたマルクはこの地を去ろうとするがバルテルに無理矢理引き止められてしまう。そしてここから狂気に取り憑かれたバルテルがその歪んだ感情をマルクに見せ始める…。
もう"変態村"というネーミングセンスにまずヤラれた。ダーク一辺倒なストーリーに美しい映像が独特のシュールさを出してます。変態オヤジのサイコっぷりも不快指数マックス!世に言うBL(ボーイズラブ)モノですが決して腐女子が喜ぶイケメン同士のロマンスではございませんよあしからず。観終わった後は不快感しか残りませんよ。救いようのないエンディングもこりゃ絶望的だわ。これは心から人にオススメはできないなー。興味のある人だけどーぞっ。