シングルマザーが謎の男との監禁生活の中で無理やりゲームに巻き込まれるソリッドシチュエーションスリラー。ナジャ・ブランド、エリック・コルヴィン、アテッシュ・サリー他。監督サイモン・ボーイズ。2006年イギリス
幼い娘と暮らすシングルマザーのホープ(ナジャ・ブランド)はメンズとの初デートを終え、久々のロマンスの予感に胸アツで床につく…。翌朝目覚めると腹部からは激痛が走り、暗い箱のようなものに閉じ込められていた。丸一日が過ぎ、ようやく箱から出されたホープは娘を探しに森の中をさまようと娘のぬいぐるみを発見。近くにいた見知らぬ男(エリック・コルヴィン)に娘の安否を尋ねるといきなりノックアウトされる。次に目覚めると今度は首にロープを巻かれ木の枝に吊るされていた。と、そこへやってきた男が「カミソリを取り出せ」とトンデモ発言を言い出す。お腹にはナマナマしい縫合の跡…。ロープを切ることに成功すると男は「続けるか?」と尋ね、ホープは娘の為に同意する。こうして男と2人だけの監禁生活が始まった…。
"JIGSAW"と名付けられてますが"SAW"とは全く関係ございません。でも序盤のカミソリシーンは本家以上のエグさかも。だって自分の手を腹の中に入れてカミソリ取り出すなんて想像しただけで狂気の沙汰だもん。内臓もこぼれちゃうし凄まじくグロ。でも、これが初っぱなにきたもんだからこれからもっとスゴいんだろうなと期待してたら…。中盤以降はダラダラしちゃってイマイチでした。主人公の名前が"ホープ"なのにラストで見事なまでに裏切られるし(笑)悪くはないんだけど、カミソリで期待しちゃった分消化不良は否めません。カミソリ級のグロシーンがあと2、3コあればもっと良かったですわ。