3/12/2012

#24 映画『ファニーゲーム U.S.A./Funny Games U.S.(原題)』

幸せ一家がイケメン2人の"ファニー"なゲームに巻き込まれるサスペンススリラー。1997年のハネケ作「ファニーゲーム」をハリウッドでセルフリメイク。ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、ブラディ・コーベット、マイケル・ピット他。監督ミヒャエル・ハネケ。2008年アメリカ

アン(ナオミ・ワッツ)とジョージ(ティム・ロス)の夫婦は息子を連れてバカンスを過ごすため湖の別荘を訪れる。絵に描いた様な裕福な幸せ一家だ。到着早々、隣人の使いと称して真っ白ポロシャツに手袋姿のニーチャン、ピーター(ブラディ・コーベット)が訪ねてくる。「卵を分けて欲しい」というピーターにアンは卵を渡すが、卵を落としてしまう。床を拭きながらやや苛立ちを見せるアンにピーターは再度卵を要求。アンは渋々渡して追い返すと玄関先で犬が吠え出した。外を見るとピーターともう一人のニーチャン、ポール(マイケル・ピット)がいて、犬に吠えられ卵を落としたからもう一度くれと図々しくせびりだす。この二人の態度にアンも苛立ちマックスで口論に発展、そこへジョージも帰宅し参戦する。ヒートアップする口論の最中、ジョージがポールを平手打ちするとピーターはゴルフクラブでジョージの膝をフルスイングで粉砕!一家を居間へ押しやり薄笑いを浮かべながら「今から12時間後にお前たち3人が生きてるか死んでるか、賭けをしよう」とゲームの開始を宣言。果たして一家の運命は!?



ファニーってタイトルとは正反対のお話です。不快感をこれでもかと押しつけてきます。残虐シーンは皆無に等しいけどこれだけ観る人に恐怖感を与えられるなんて素晴らしい。"視覚的な"というより"精神的な”暴力を描いてます。観終わった後の後味の悪さは何ともいえないっす。これ、キャスト以外は前作とほぼまるっきり一緒だけどピーターとポールは今作の方がイケメンです。特にマイケル・ピットがタイタニックの時のディカプリオみたい。笑 


映画ファニーゲーム U.S.A.の画像