5/28/2012

#62 映画『プレデターズ/Predators(原題)』

殺しのプロのみなさんがプレデターに拉致られ謎の惑星でハンティングされるSFアクション。「プレデター」シリーズ第3弾。エイドリアン・ブロディ、アリシー・ブラガ、トファー・グレイス、ローレンス・フィッシュバーン他。監督ニムロッド・アーントル。2010年アメリカ

映画プレデターズの画像

主人公のロイス(エイドリアン・ブロディ)さんは突如閃光に包まれと思ったら、どこかの上空を落下していた。
なんとかパラシュートを開き着陸するとそこはジャングル。そこへ何人かが同じように落下してくるんだが、ロイス含めみなさんは状況が理解できない。みなさんに共通していることは備兵や軍人や特殊部隊、日本ヤクザに極悪囚人…と殺しのエキスパートってことくらいだ。

で、とりあえずみなさんココはドコだとオロオロ散策を始める。あっちやこっちや歩き回りやっとこさ開けた場所へ着いたんだが、空には無数の衛星がプカプカしてて思わずココ地球ジャナイネ…とみなさんは理解する。気を取り直し再びジャングルを彷徨ってると突然おぞましい奇形猟犬がガォーと襲ってきたんで応戦する。バトル中にどこからか笛の音がしたらば犬たちは引き返していった。笛の主の正体を探ろうと犬の後を追いかけるとそこでついにプレデターとご対面っ。


ー感想ー

プレデターは今まで地球へ狩りをしに来ていたけど、今作では"獲物に選ばれた"人間がプレデターの狩り場である惑星へ連れてこられ戦わされる。選ばれる人間ってのもバラバラで元アメリカ軍の備兵、イスラエル諜報局のスナイパー、メキシコの暗殺集団のメンバー、ロシア特殊部隊スペツナズのメンバー、シエラレオネ反政府勢力の兵士、日本ヤクザ、FBIに追われていた死刑囚、そして何故か医師。(笑

と、こんな感じでバラエティーにとんだみなさんが狩られていくんだけど、元々知らない人間同士だから協力とか力を合わせてっていう事がまぁございません。特に一匹狼のエイドリアン・ブロディが足手まといは置いていく、動けないケガ人は囮に使うなど容赦ない非道っぷり。生き残るためなのでこれぐらいしなきゃいけないのでしょうけど。

あと今作でプレデター同士にも対立があることが明らかになったんだけどプレデター弱い。案外すぐ倒されちゃってますよ…。
やっぱり1とか2みたいな圧倒的な戦闘力で暴れて欲しかった。でもそうすると見せ場のひとつであるヤクザと戦うシーンでの「プレデターにも武士道精神アリ」みたいなのが描けなかったのかもしれない。まぁ続編ありそうな終わり方だったんでそこでのパワーアップに期待しましょう。

それからノーランドはストーリー後半のキープレイヤーになるのかなと思ったけどたいした扱いじゃなかったからローレンス・フィッシュバーンでなくても良かったんじゃないかな。だって彼の登場でどうなるかちょっと期待しちゃったじゃん。
あと、ダニー・トレホが一番最初に死ぬとは思わなかった。好きなのに…チキショー!!