ここはロンドン。
ファッション関係のケイト(フランカ・ポテンテ)さんは華やかなギョーカイパーティーを抜け出します。どうやら友人に約束をスッポかされたらしい。
彼女は地下鉄に乗って帰るんだがホームへ着くと次の最終電車までちょいと時間がある。酒も入って疲れもあるワケでケイトさんはついうたた寝してしまうんだな。
で、起きたら終電乗り過ごしたパターンで駅も閉鎖されていて構内に一人閉じ込められてしまったご様子。
トホホとうなだれていると来るハズのない列車がゴゴゴと到着する。不審に思ったがええいと列車に飛び乗るんだが、この列車はケイトさん以外に乗客はおらずただただブキミである。
しかし彼女一人を乗せ発進した列車は途中で急停止してしまう。ナニゴトかと運転席の方へ様子を見に行くと運転手が惨殺されていた。と、その時ケイトさんの後ろから同僚のガイ(ジェレミー・シェフィールド)がヒョコっと現れる。
このガイってのがヘンタイヤク中ストーカー男なんだがケイトさんにいきなり襲いかかるんですわ。したらば突然列車の扉が開いて、キラーの腕がガイをあっという間に線路へ引きずり出した。異常な事態を察知したケイトさんは列車を飛び降り逃げる逃げる逃げる!
ー感想ー
ケイトのキャラがザンネン過ぎる。観ていてイライラします。高飛車ギョーカイ人って設定なんでしょうがとりあえずカネで解決しちゃおうとするトコや出しゃばっちゃうトコがいたく(痛く)目につきます。
冒頭で切符を買おうとするんだけど小銭がない&両替機に並ぶのがめんどくて1日パスを買っちゃうとか、逃げる途中でホームレスカップル(後にケイトのせいで犠牲になる泣)と出会うんだけどカネで警備室へ案内させちゃったり。
ホント嫌なオンナなんですよ。
ストーリー自体もすんなりと消化できなくて最後までナゾな部分が結構ありました。「終電終わってるのになんで電車が来たのか」とか「その電車になぜガイが乗っていたのか」など説明もなくて分からないんですよね。
キラーの素性もイマイチ良く分かりませんでした。一応なんとなくの匂わせ的な描写はありましたがそれだけです。結局彼は一体何者だったのか…。
でも、ロンドンの地下鉄は古いので"地下にはナゾがいっぱいあるんだゼ"って都市伝説的なノリで作った映画だとしたらそこまで細かく考えなくてもいいかのかも知れませんけど…。