6/04/2012

#65 映画『エスター/Orphan原題)』

養子として引き取った少女に隠された恐ろしい本性を描くサスペンス。ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン他。監督ジャウム・コレット=セラ。2009年アメリカ

映画エスターの画像


ケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)のコールマン夫妻は2人の兄妹と4人家族。
幸せいっぱいに見えるコールマン一家だがかつて3人目の子供を流産した経験がありケイトは悲しみに暮れていた。
そんなワケで生まれるはずだった子供への愛情を注ぐために彼らは孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取る事にした。このエスターという少女、年の割に大人びていて絵や歌が得意で手話もすぐ覚え難聴な義妹ともすぐに仲良くなる。

さて、エスターが養子に来てからというものコールマン家の周囲で不可解な事が起こるようになった。
不審に思ったケイトはエスターが犯人ではと疑うもニブいジョンには相手にされず全く取りあってもらえない。次第に孤立していくケイト。徐々に恐ろしい本性をあらわすエスター。コールマン一家の行方や如何に。


ー感想ー

とりあえずあのディカプリオが惚れて製作に参加したって本作。 オバケも悪魔も出てきません、正真正銘ただの人間が一家族を恐怖に陥れます。こういったリアルな恐怖の方がやっぱり怖いですね。
実はエスターちゃんには"あるオチ"があって確かにそう考えるとその伏線が作中にいくつもあって、あー納得ってなるんですがここはあえて触れないので観てみて下さい。
勘がいい人は途中で分かるかも知れませんが…。
"痛い"描写はありますがグロはないので苦手な人でも問題なく観れると思います。つかこれはホラーではないね。